コンピューターの歴史(前編)
2024/09/08
コンピューターの歴史は、古代の計算機から現代のスーパーコンピューターに至るまで、技術革新と人類の知恵が結集した壮大な物語です。ここでは、コンピューターの歴史をいくつかの主要な時代区分に分けて、その進化の過程を詳しく見ていきます。
1. 初期の計算機
1.1 古代の計算器具
コンピューターの歴史は、古代の計算器具から始まります。紀元前3000年頃には、古代メソポタミアのシュメール人が「アバカス(算盤)」を使用して計算を行っていました。また、中国の漢代には、珠算に似た「そろばん」が発明され、複雑な計算を助けていました。
1.2 機械式計算機の登場
17世紀には、計算機の歴史における重要な一歩が踏み出されました。1672年、ブレーズ・パスカルが「パスカルine」を発明し、これが初の機械式計算機とされています。この計算機は、加算と減算を行うことができ、算数の計算を大いに助けました。
18世紀には、ゴットフリート・ライプニッツが「ライプニッツの計算機」を発明しました。この計算機は、加算だけでなく、乗算や除算も可能であり、より高度な計算を実現しました。
2. 初期の電子計算機
2.1 真空管式コンピューター
第二次世界大戦中、電子計算機の開発が加速しました。1940年代初頭、アラン・チューリングやジョン・アタナソフらの研究により、電子計算機が登場しました。1943年に完成した「Colossus」は、イギリスでの暗号解読に使用された世界初のプログラム可能な電子計算機とされています。
1946年には、アメリカで「ENIAC(エニアック)」が完成しました。ENIACは、真空管を使用した初の汎用電子計算機であり、プログラムの変更が可能でした。これにより、さまざまな計算を行うことができるようになりました。
2.2 トランジスタと初期の商業コンピューター
1950年代には、真空管に代わってトランジスタが使用されるようになりました。トランジスタは、真空管よりもはるかに小型で、耐久性が高く、消費電力も少なかったため、コンピューターの性能と信頼性が向上しました。1951年には、UNIVAC I(ユニバック・アイ)が商業コンピューターとして販売され、商業利用のコンピューターの先駆けとなりました。
後編に続く
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