日本のパソコンの歴史(前編)
2024/09/15
日本のパソコンの歴史は、技術革新と社会の変化を反映しながら発展してきました。以下に、その歴史を詳細に説明します。
### 初期の日本のコンピュータ
#### 1940年代~1950年代
日本のコンピュータ技術の起源は、1940年代後半に遡ります。戦後、日本は西洋の先進技術を取り入れ始めましたが、その中にはコンピュータ技術も含まれていました。1950年代初頭、日本で最初の電子計算機が開発されました。1951年、NECが製造した「NEAC-1101」は、日本初の商業用コンピュータとされています。しかし、この時代のコンピュータは非常に大型で高価であり、主に政府機関や大企業で使用されました。
### パーソナルコンピュータの登場
#### 1970年代初頭
日本のパソコンの歴史は、1970年代初頭に大きな転換点を迎えました。1970年代中盤、日本のコンピュータ業界では、パーソナルコンピュータ(PC)という新しいコンセプトが登場しました。この時期、日本では「コンピュータ」というと高価で巨大な機械を思い浮かべるのが普通でしたが、パーソナルコンピュータは一般ユーザー向けの小型で手頃な価格のコンピュータを意味していました。
1979年、NECが発売した「NEC PC-8001」が、日本で初めて本格的なパーソナルコンピュータとして注目されました。PC-8001は、8ビットのCPUを搭載し、基本的なプログラミングやゲーム、業務アプリケーションに対応していました。このコンピュータの登場により、日本の家庭にもコンピュータが普及し始め、コンピュータの利用が一般化するきっかけとなりました。
#### 1980年代
1980年代は、日本のパソコン業界にとって黄金期とも言える時代でした。1981年には、NECが「PC-8801」を発表し、さらに高性能なグラフィックスとサウンド機能を搭載しました。PC-8801は、日本国内で非常に人気を博し、ビジネスからゲーム、教育に至るまで広く利用されました。
また、1982年には、シャープが「X1」シリーズを発表しました。このシリーズも高い性能と多彩な機能で人気を集めました。さらに、1983年には、富士通が「FM-7」を発売し、これもまた日本のパソコン市場に大きな影響を与えました。
この時期、日本のパソコン市場は急成長を遂げ、パソコンの普及が進む一方で、ソフトウェアの開発も盛んになりました。特に、日本製のゲームソフトは国内外で高く評価され、ファミコン(任天堂の家庭用ゲーム機)などと共に、日本のゲーム業界を代表する存在となりました。
後編に続く
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