インターネットエクスプローラーの歴史(前編)
2024/11/26
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インターネットエクスプローラーの歴史
はじめに
インターネットエクスプローラー(Internet Explorer、IE)は、Microsoftによって開発されたウェブブラウザであり、1995年に初めて登場しました。このブラウザは、インターネットの普及に大きく貢献し、1990年代から2000年代初頭にかけてウェブブラウザ市場で圧倒的なシェアを持ち続けました。本稿では、インターネットエクスプローラーの歴史を時系列で振り返り、その影響、技術的進化、競合他社との関係、そして最終的な衰退について詳しく解説します。
1. インターネットエクスプローラーの誕生(1995年)
インターネットエクスプローラーは、1995年にMicrosoft Windows 95の一部としてリリースされました。この時期、ウェブは急速に成長しており、多くのユーザーがインターネットにアクセスし始めていました。IEは、もともとはSpyglass Mosaicというブラウザを基にしており、これにMicrosoft独自の機能を追加する形で開発されました。
初代IEは、基本的なブラウジング機能を提供し、HTML、GIF、JPEGといった基本的なウェブ技術をサポートしました。このリリースにより、Microsoftはブラウザ市場への参入を果たし、同時にWindowsのエコシステムを強化する狙いがありました。
2. 市場シェアの拡大とIE4の登場(1997年)
1997年、IE4がリリースされると、その市場シェアは急激に拡大しました。IE4は、ユーザーインターフェースが一新され、複数のウィンドウを扱えるタブ機能が追加されるなど、使いやすさが向上しました。また、ActiveX技術を導入し、ウェブページにインタラクティブなコンテンツを追加できるようになりました。
この頃、競合他社であるNetscape Navigatorとの激しい競争が繰り広げられました。Netscapeは、初期のインターネットブラウザ市場で圧倒的なシェアを持っていましたが、IEの急成長により、次第にそのシェアは減少していきました。
3. 競争と独占の時代(2000年代初頭)
2000年にリリースされたIE5は、ウェブ標準への対応が強化され、XMLやCSSなどの新しい技術をサポートしました。IE5は、その当時のウェブデザインの基盤となり、ウェブ開発者たちから高く評価されました。また、これによりIEはますます普及し、2002年にはブラウザ市場で90%を超えるシェアを獲得しました。
この時期、Microsoftの市場独占についての議論が高まり、特にアメリカ合衆国の司法省は、独占禁止法に基づいてMicrosoftを訴えました。この訴訟は、IEの配布方法が不正競争に該当するかどうかが焦点となり、結果的にはMicrosoftが一定の変更を余儀なくされることとなりました。
4. IE6の登場とその影響(2001年)
2001年にリリースされたIE6は、Windows XPと共に登場しました。IE6は、当時としては非常に高機能なブラウザであり、ユーザーからの支持を集めました。特に、セキュリティ機能が強化され、ポップアップブロッカーやフィッシング対策などが追加されました。
しかし、IE6の普及は同時に問題も引き起こしました。多くのウェブサイトがIE6に最適化され、他のブラウザへの対応が後回しにされることとなりました。このため、IE6が主流である間、ウェブの標準化が遅れることとなりました。
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