ブラウザの歴史(前編)
2024/10/12
ブラウザの歴史
はじめに
ウェブブラウザは、インターネットを利用する上で欠かせないツールです。その誕生から現在に至るまで、さまざまな技術革新やデザインの変遷を経て、私たちの日常生活に深く浸透しています。本稿では、ブラウザの歴史を辿り、その進化を詳しく見ていきます。
初期のウェブブラウザ
1.1 世界初のブラウザ:WorldWideWeb
1989年、ティム・バーナーズ=リーは、ウェブの概念を提唱し、最初のウェブブラウザ「WorldWideWeb」を開発しました。このブラウザは、単なる情報を閲覧するためのものでしたが、同時にウェブサーバーも兼ね備えていました。ユーザーはテキストベースのインターフェースを通じて、リンクを辿りながら情報にアクセスすることができました。
1.2 ニュースグループとHTML
初期のウェブは、主にテキスト情報が中心であり、HTML(HyperText Markup Language)が用いられていました。この時期、ブラウザは主に技術者や研究者によって利用され、一般の人々に普及するまでには時間がかかりました。
2. グラフィカルブラウザの登場
2.1 Mosaicの革新
1993年、マーク・アンドリーセンが開発した「Mosaic」は、ウェブブラウザの大きな転機をもたらしました。Mosaicは、初めてグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を採用し、画像やテキストを同時に表示できる機能を持っていました。この革新により、ブラウザはより直感的で使いやすいものとなり、多くの人々に広がりました。
2.2 Netscape Navigatorの成功
Mosaicの成功を受けて、1994年に設立されたNetscape Communications Corporationは、Netscape Navigatorをリリースしました。このブラウザは、Mosaicをベースにしつつも、さらに多くの機能を追加しました。Netscape Navigatorは瞬く間に市場を席巻し、1990年代後半には、ブラウザ市場の80%以上を占める存在となりました。
3. ブラウザ戦争
3.1 Internet Explorerの登場
1995年、Microsoftは自社のオペレーティングシステムであるWindows 95にInternet Explorerを統合しました。これにより、IEは瞬く間に利用者を増やし、Netscapeとの競争が激化しました。この時期を「ブラウザ戦争」と呼び、両者は機能や性能を競い合いました。
3.2 ブラウザの多様化
1990年代後半には、OperaやSafariといった他のブラウザも登場しました。特にOperaは、高速で軽量なブラウザとして評価され、SafariはAppleのエコシステム内での重要な位置を確立しました。
後編に続く
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