日本のナフサ不足問題の現状と今後発生するであろう問題第2回
2026/05/22
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日本のナフサ不足問題の現状と今後発生するであろう問題第2回
第2回:ナフサ不足が日本社会へ与える影響と今後発生するであろう問題(生活・産業影響編)
前回(第1回)では、ナフサとは何か、日本でなぜ不足問題が起きているのか、その背景について説明しました。
簡単に整理すると、ナフサはプラスチックや化学製品の原料であり、日本の製造業を支える「見えない基盤」です。しかし日本は原料を海外、とくに中東に依存しているため、地政学リスクや世界的な資源争奪戦の影響を強く受けやすい構造になっています。
では、もしナフサ不足が本格化した場合、実際にどのような影響が起こるのでしょうか。
第2回では、私たちの生活や企業活動への具体的な影響、そして今後起こりうる問題について詳しく解説します。
1. 最初に影響を受けるのは「プラスチック産業」
ナフサ不足で最も直接的な影響を受けるのが、
プラスチック産業
です。
そもそも日本で使われている多くのプラスチック製品は、ナフサから作られるエチレンやプロピレンを原料としています。
つまり、
ナフサ不足=プラスチック原料不足
に直結します。
しかし一般消費者は、最初はその影響に気づきません。
なぜなら、
“じわじわ値上げ”
の形で現れるからです。
コンビニやスーパーへの影響
例えば食品包装。
現在の日本では、
コンビニ弁当容器
おにぎり包装
ペットボトル
惣菜トレー
ラップ
レジ袋
などに大量の石油由来素材が使われています。
もしナフサ不足が深刻化すると、
① 容器コスト上昇
企業側は包装コスト増加に直面します。
すると、
「中身を減らして価格据え置き」
いわゆる“実質値上げ”が増えます。
例えば、
お菓子の量が減る
弁当容器が小さくなる
ペットボトル容量変更
食品価格値上げ
が起こります。
これは消費者物価に大きな影響を与えます。
特に低所得層ほど影響が深刻になります。
なぜなら日用品や食品は生活必需品だからです。
② 包装資材不足
さらに悪化すると、
単なる値上げではなく、
「包装材が足りない」
問題が起きます。
これは新型コロナ時代のマスク不足と似ています。
商品自体は作れても、
「包めないから出荷できない」
という事態が起こるのです。
例えば、
食品メーカーが製造していても、
「容器不足」
によって販売量が制限される可能性があります。
2. 建設業界への影響
意外に思う人も多いですが、
ナフサ不足は住宅価格にも影響します。
なぜなら住宅には、
石油化学製品が大量使用されているからです。
例えば、
配管類
塩ビ管
給水パイプ
排水管
建材
断熱材
防水材
接着剤
シーリング材
内装材
壁紙
床材
樹脂パネル
などです。
現代住宅は、
「石油化学の集合体」
とも言えます。
住宅価格高騰の可能性
ナフサ不足が長期化すると、
建築コストが上昇します。
すると、
新築住宅価格上昇
リフォーム費用増加
マンション修繕費増加
などが発生します。
特に2020年代以降、
日本ではすでに、
木材価格上昇
人手不足
円安
資材高騰
が起きています。
そこにナフサ不足が加われば、
住宅価格はさらに上がる可能性があります。
結果として、
「家が買えない社会」
がさらに進行する恐れがあります。
3. 自動車産業への打撃
日本経済で特に深刻なのが、
自動車産業への影響
です。
車には大量の樹脂部品が使われています。
一昔前の車は鉄中心でした。
しかし現在は軽量化のため、
プラスチック部品が増えています。
例えば、
バンパー
ダッシュボード
シート素材
配線被覆
内装部品
などです。
つまり、
ナフサ不足は、
自動車部品不足
につながります。
半導体不足の再来リスク
ここで注意すべきなのは、
2020年代前半に起きた
半導体不足問題
との共通点です。
あの時も、
「部品が1つ足りない」
だけで、
完成車が出荷停止になりました。
同じように、
もし樹脂部品供給が止まれば、
車全体の生産が止まる可能性があります。
すると、
新車納期長期化
中古車価格高騰
部品価格上昇
などが起こります。
地方では自動車が生活必需品です。
そのため、
国民生活への影響は非常に大きくなります。
4. 医療業界への影響
実は最も深刻なのが、
医療分野
かもしれません。
病院では、
石油化学製品が大量に使われています。
例えば、
注射器
点滴バッグ
医療チューブ
手袋
マスク
医療包装
などです。
コロナ禍で経験したように、
医療用品不足は命に関わります。
もし供給障害が起きれば、
病院運営そのものに支障が出る可能性があります。
医療費上昇の可能性
医療資材価格が上昇すると、
病院経営も圧迫されます。
現在でも医療機関は人件費上昇や経営難に苦しんでいます。
そこへ材料費高騰が加わると、
医療提供体制に影響が出る恐れがあります。
特に地方医療では深刻化しやすいでしょう。
5. 中小企業への深刻な打撃
ナフサ不足問題で特に弱い立場なのが、
中小製造業
です。
大企業は資金力があります。
高値でも原料を確保できます。
しかし中小企業は、
価格競争力が弱く、
在庫も少ないため、
原料不足に極めて弱い構造です。
例えば、
町工場が作る、
プラスチック部品
工業用品
包装材
接着剤部品
などが供給停止になる可能性があります。
「黒字倒産」リスク
ここで起こるのが、
黒字倒産
です。
注文はある。
しかし、
原材料が高すぎて利益が出ない。
結果として、
受注があるのに倒産する。
これは2022〜2024年頃の資材高騰でも問題になりました。
ナフサ不足が深刻化すると、
再び同じ現象が広がる可能性があります。
6. 物価高騰の「第二波」
多くの専門家が懸念しているのが、
広範囲インフレ
です。
日本では2020年代に、
食品・エネルギー値上げが進みました。
しかしナフサ不足は、
それ以上に範囲が広い可能性があります。
なぜなら、
ほぼ全産業に関係するからです。
例えば、
食品
包装費増加
家電
樹脂材料高騰
衣料
化学繊維値上がり
住宅
建材高騰
医療
資材コスト上昇
つまり、
「あらゆる商品が値上がりする」
可能性があります。
しかも賃金上昇が追いつかなければ、
実質所得が低下します。
結果として、
家計が圧迫され、
消費低迷につながります。
7. 雇用問題の発生
供給不足が長期化すると、
企業は減産に入ります。
減産になると、
当然ながら、
工場停止
非正規雇用削減
下請け企業縮小
地方経済悪化
が起きます。
特に石油化学工場周辺地域では、
地域経済への打撃が懸念されます。
例えば、
コンビナート地域では、
一つの大工場が数千人規模の雇用を支えています。
さらに関連会社や物流まで含めると、
影響は非常に大きくなります。
つまり、
ナフサ不足は単なる資材問題ではなく、
雇用問題
にもつながる可能性があるのです。
第2回まとめ
ここまで見てきたように、
ナフサ不足問題は単なる化学業界の話ではありません。
実際には、
生活・産業・雇用・物価のすべてに関係する問題
です。
特に懸念されるのは、
プラスチック不足
食品包装コスト上昇
住宅価格高騰
自動車部品不足
医療用品不足
中小企業倒産
物価高の加速
雇用悪化
という連鎖です。
そして問題は、
“急に起きる危機”ではなく、“ゆっくり進む危機”
であることです。
そのため社会が気づいた時には、かなり深刻化している可能性があります。
第3回では、
「政府や企業はどんな対策を取っているのか」「今後日本はどうなるのか」「日本社会が取るべき対策」
について、具体例を交えながら詳しく解説します。
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