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コンピューターウイルスの歴史(後編)

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コンピューターウイルスの歴史(後編)

コンピューターウイルスの歴史(後編)

2024/11/17

前編からの続き

 

4. 進化するウイルスと新たな脅威(2000年代)
2000年代に入り、コンピュータウイルスはさらに多様化し、ネットワークを介して広がるもの、商業的利益を得るためのもの、そして個人や国家をターゲットにしたサイバー攻撃へと進化していきました。

4.1. "Blaster"(2003年)
2003年に登場した「Blaster」ウイルスは、Windowsのセキュリティホールを利用して拡散したワーム型のウイルスです。このウイルスは、感染したコンピュータをリモートで制御し、特定のウェブサイトにアクセスするように仕向けるとともに、そのコンピュータからネットワーク全体に拡散しました。Blasterの登場は、インターネットを通じて広がるウイルスがどれほど危険であるかを実感させ、セキュリティ対策の重要性を再認識させました。

4.2. "Conficker"(2008年)
2008年には、さらに強力で巧妙な「Conficker」ウイルスが登場しました。このウイルスは、Windowsの脆弱性を利用してコンピュータに感染し、ネットワーク内の他のシステムに自動的に拡散する特徴を持っていました。Confickerは、感染したコンピュータをボットネットとして制御し、サイバー攻撃に利用することができるため、その脅威は非常に大きなものでした。このウイルスは、ウイルスがどれだけスケールする可能性があるかを示す良い例となり、インターネットセキュリティ業界に大きな影響を与えました。

5. 今日のウイルスとサイバーセキュリティの現状
2020年代に入ると、ウイルスやマルウェアはさらに多様化し、サイバー攻撃の手段としてますます高度化しています。フィッシング攻撃、ランサムウェア、アドウェア、トロイの木馬など、さまざまな形態の悪意あるソフトウェアが登場し、個人や企業の情報を狙う脅威が増加しています。

5.1. ランサムウェア
ランサムウェアは、近年のウイルスの中でも特に深刻な脅威の一つです。感染したコンピュータやシステムをロックし、その解除を求める金銭を要求するというもので、企業や個人に甚大な経済的損失をもたらします。代表的なランサムウェアには「WannaCry」や「NotPetya」があります。これらは、システム全体を停止させ、身代金を要求する形で攻撃を行いました。

5.2. サイバー戦争と国家的なサイバー攻撃
また、ウイルスは単なる犯罪者によるものだけでなく、国家によるサイバー戦争の手段としても利用されています。国家間の対立がインターネット空間で繰り広げられ、ウイルスやマルウェアは軍事的な目的で使用されることがあります。例えば、イランの「Stuxnet」ウイルスは、イランの核施設を狙ったサイバー攻撃として有名です。

結論
コンピューターウイルスは、初期の実験的なプログラムから始まり、現在では高度な技術と悪意を持つ犯罪者によって、商業的な利益や国家の安全保障に関わる問題を引き起こす存在となっています。ウイルスの進化とともに、セキュリティ対策も進化してきましたが、依然として新たな脅威に対する対応が求められています。コンピュータやインターネットを安全に利用するためには、ウイルスに対する理解と、適切なセキュリティ対策が欠かせません。

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